うまい生活

最高の夏にしような!

Endless SHOCKは最高 第2子リリースまであと10日(予定)

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お子の送りを夫にお願いし、早朝から妊婦健診へ。世間ではコロナウイルスの影響で時差通勤やテレワークが増えていると聞いていたものの、電車はいつもと変わらずギューギューだった。リリースを10日(予定)後に控えた腹を抱えていても、優先席が空く気配はなく、「ここで産んでやろうか???」とやさぐれてしまう。

病院は産科を擁する総合病院なのだけれど、いつもより空いている気がする。腹の子は3140gまで育ち、子宮口は2cm開いているそう。でも陣痛が来ないことにはどうにもならないらしく、「いつ産まれるかは誰にもわからない」とのこと。ですよね〜。花粉症の薬をもらないかとダメ元で聞いてみたら、アレグラを出してもらえたのでよかった。

そのまま神田まで歩き、開店前の「とんかつ万平」に一番乗りで並ぶ。冬限定の牡蠣バター焼き定食、うまい。マブいグレイヘアのマダムが、私の隣席を空けておいてくれたり、お店を出る前に「上着ここで着ちゃいなさい」と声をかけてくれたりしてありがたかった。妊婦に優しくしてくれた人、全員300億円拾ってくれー! 牡蠣バターの後は、そこから3分ほど歩いた「近江屋洋菓子店」で甘味も摂取して、完全に満ちた。

銀座へ移動。重い腹を引きずり歩いていたら、テレ朝のカメラクルーがダッシュで近付いてきて「妊婦さん、コロナウイルスについて意見を」とのこと。わかるぞ、あと10日(予定)の妊婦、いい画が撮れる(だが断る)。

実母からLINE。「出産で保険金が出るかを県民共済に聞いたら、帝王切開ならもらえるそうです」とのこと。5日前に既読無視したからだと思うけれど、もう放っておいてくれよ。返信する余裕(お気持ちの)がないので寝かせる。

帝国劇場で、堂本光一氏主演の舞台『Endless SHOCK』を見る。第1子妊娠時の育休では、ライブや舞台などあらゆる現場へ貪欲に出かけたけれど、唯一「滝沢歌舞伎 2018」だけは都合が付かず、観劇が叶わなかった。「来年こそは」と誓った数カ月後、滝沢秀明氏は引退してしまった。このことは一生後悔し続けるであろう。というわけで、今年20周年を迎えた『Endless SHOCK』を、産前最後の現場に決めたのでした。

『Endless SHOCK』は、王子様のスーパーエンタメショーだった。まず、登場即、光一君の頭の小ささ、お顔や髪の美しさ、プロポーション、姿勢の良さに慄く。そしてダンスは雑味のようなものが一切なく、爪の先までパーフェクトに美しい。ボーッと見とれていたら、冒頭から光一君が飛びまくる。ワイヤーでつるされているようなのだけれど、ワイヤーがあるとは思えないくらいに動きが自然で美しいもんだから、「そっかそっか、光一君って空を飛べたんだっけな〜!?」と脳が理解した。かの有名な、赤い布を握って飛ぶシーンにいたってはワイヤーもなくて、脇と拳だけで布を掴んで体を支えてるっぽかった。どういうこと?

あと、これまで「感情がこもったダンス」は見たことがあったけど、飛行にも感情を込められるんだと知った。そしてそれを実現するためには、才能に努力を重ねることで習得できる、高い技術が必須なんだよな。和傘を片手でさした態勢で飛んだり(メリーポピンズみたいな状態)、空中ではしごからはしごへと飛び移ったりするたびに口をポカーンと開けて見ていたけれど、まさか2階席の縁のところに降り立ってくださるとは思いもしなくて、心の中で拝みまくった。ありがた過ぎる。

すごいのは飛行やダンスだけじゃなくて、相当な段数の階段から転がり落ちたり、和太鼓を叩いたりもする。それらは歌いながらであっても、息も切らさない。王子様強過ぎるよ。これを20年も続けるなんて化け物じゃん(2020年は2月4日から3月31日まで開催、一日2公演の日も多い)。この舞台のテーマが「Show must go on」なんだけど、光一君こそそれを体現してんじゃん(号泣)。最強の胎教を経て、おかげさまで元気な子が産まれそうです。ありがとうございました。

帰宅すると、お子は新しく買ってもらった汽車とレールのおもちゃに夢中だった。夫とバトンタッチして、夕飯と風呂と寝かしつけまで完了。夫は忙しそうだったので、夕飯は一人で適当に済ませる。

ああ、陣痛が来る前に、医療費の領収書を例のエクセルシートにまとめなければ。とにかく使いづらい地獄のエクセルシート。0時を過ぎた頃にようやく終わらせ、それらを夫が取りまとめた。明日郵送で投函したら、わが家の確定申告は終了するようです。お疲れさまでした。